馬の世界には、科学では説明できないけれど、昔から語り継がれてきた言い伝えや迷信が沢山ある。以前、ここでもインドで信じられている馬の迷信を書いているが、今回はその中でもとてもロマンのある、「Prophet’s Thumbprint(預言者の親指跡)」について紹介したい。
首にある不思議なくぼみ
馬の首や肩のあたりに、親指で押したようなくぼみがある馬を見たことはないだろうか。海外ではこのくぼみのことを、「Prophet’s Thumbprint(預言者の親指跡)」と呼ぶことがあり、「アッラーズサム(Allah’s Thumb)」という名前で紹介されることもある。写真は私の一番の愛馬だが、彼の首にそのくぼみがある。

このProphet’s Thumbprintの由来はイスラムにある。
ある日、預言者ムハンマドは愛馬たちを水辺へ放した。馬たちは夢中で水を飲んでいたが、預言者が呼び戻すと、その呼びかけに応えて戻ってきたのはわずか5頭の牝馬だけだったという。その忠誠心を称え、預言者は一頭一頭の首に親指を当てて祝福した。その親指の跡が子孫にも受け継がれ、それが「Prophet’s Thumbprint」の由来だと伝えられている。
言い伝えでは、この印を持つ馬は、
- 忠誠心が強い
- 賢い
- 勇敢
- 良い血統
- 幸運をもたらす
そんな馬だと言われている。
もちろん、科学的に能力との関係が証明されているわけではなく、筋肉や皮膚の形によって自然にできたくぼみと考えられている。
最後に..
このくぼみは私の愛馬にある。彼の額にはつむじも2箇所あり、つむじもあればくぼみもあるという何とも幸運な馬だ。インドでの生活、そしてポロを続けてきた日々を振り返ると、どんな困難や試練があってもここまでやってこられたのは、彼がいつもそばにいてくれたおかげだと言っても過言ではない。

最後まで読んで頂き有難うございました🙏


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