インドで犬の避妊手術、腹腔鏡手術を受けてみた感想

2歳を迎えた愛犬。以前この記事で子犬を出産した話を書いたが、最近は厩舎と厩舎周りにオス犬が増えてきた。ヒート周期が短いこの子を守るためとはいえ、「できれば避妊手術はしたくない」というのが本音。でも、腹腔鏡による避妊手術を選んだ。欧米では割と当たり前であるが、インドではそうではない。今回は、その体験談を書きたい。






なぜ「腹腔鏡手術」を選んだのか?

一般的な開腹での避妊手術と比べ、腹腔鏡手術は小さな傷口(数ミリ〜1cm程度)を数箇所開けるだけで済むため、術後の痛みが少なく回復が圧倒的に早いのが特徴。もともと厩舎で終日飼っていた愛犬だが、ヒョウ事件があってから、夜は自宅に連れて帰ってきている。従い、厩舎で過ごす時間や、家での隔離の難しさを勘案して、腹腔鏡での手術を選択した。

ただ、インドではまだ腹腔鏡での避妊手術を行っている動物病院は少ない。私が調べた限りでは、グルガオンで2~3病院あるかないかくらいであろう。病院のホームページやインスタを見て調べまくった。調べていると、「腹腔鏡手術は経験数による」と書かれていた。従い、腹腔鏡手術をやっている病院でもどれくらいの経験があるのかも調べる必要があった。

そして辿り着いたのが、グルガオンのセクター46にあるAnimed Veterinary Clinic Gurgaonという動物病院。この病院を知ったのは、私がボランティアフォトグラファーとして活動していたUmeed For Animals Foundationsが、保護施設で対応しきれない保護犬をこの病院で治療させているためだった。医師は若そうだが、インスタで腹腔鏡のフライヤーや手術の様子を多く取り上げていたのがここの病院を選んだ決め手。

因みに、腹腔鏡手術にかかる値段は、血液検査抜きで、インド犬だとINR 5,000(約8,500円)、ペット犬だとINR 18,000(約3万円)と言われた。日本よりは安いのかな?インド犬との金額の差異がかなりの差別ではあるが、インドだとインド犬や保護犬だと保護施設でも避妊手術をしてくれる。犬猫アンチな人々も多いが、こうやってインド犬や保護犬にかかる料金を安くすることで、できるだけインド犬の引取先を探しやすくしているのだと思う。私は賛成だ。

手術の流れ

手術の流れはこんな感じだった↓↓

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手術前日: 前日からの11時間の絶食

病院には月曜8/24の11時に来てくれと言われた。従い、前日の夜11時からは食事と水を与えないで欲しいという指示を受けた。手術の流れは、11時に血液検査、12時半~13時くらいに手術開始で、当日帰宅OKと説明を受けた。手術では卵巣だけを取り除き、子宮は残すとの説明も受けた。

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手術当日: 血液検査

まずは血液検査を受ける。私は当日にやることを選択したが、前日に別病院でやっておいても良い。その方が時間の節約にはなる。手術当日は道が冠水するほどの大雨になってしまい、血液検査の結果が少し遅れてしまった。

受付の様子
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手術当日: 手術開始

血液検査結果で異常がなければ手術開始となる。血液検査結果を待っている間、犬を預けて帰宅してもいいが、大雨だったのと、愛犬に落ち着きがなかったため、一緒にいることにした。そして検査結果が出たのが13時半。ここで犬を預けて、私は動物病院から1.5km先にある厩舎オーナーさんの家でランチをご馳走になることにした。前日から不安で申し訳なくてメソメソ泣いていたため、いい気分転換になった。

血液検査結果の待機中、疲れて寝てしまった
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手術当日: 術後

動物病院から16時頃に電話がかかってきて、無事に手術は終わったが、麻酔が切れていなくてヨロヨロしているため、まだ完全に目を覚ますまで1~1時間半くらいかかると言われたが、お迎えに向かった。ガラス越しの大きな部屋で寝ていて、声をかけても余り反応がなく、私が来たことがまだ分かっていない様子。結局、動物病院を出たのは18時半。そして大雨で冠水・渋滞で、30分の道のりが1時間半かかり、20時に帰宅した。

術後の車の中と家での様子

術後の回復の早さ

執刀してくれた先生から、「ちょっとおデブだったので、通常は2箇所だけの穴でいいが、3箇所開けた」と説明を受けた。イケメンの若い先生に言われると自分のことをデブだと言われているみたいでちょっと恥ずかしい気持ちに…(犬は飼い主に似ると言うからね!笑)。体重は37.7kgあった。痩せ気味の人間と変わらない笑。

3箇所の傷口にはピップエレキバンのような丸い絆創膏が貼られているだけ。散歩は普通にしていいが、厩舎のような場所に連れていくのは3日くらい待って欲しいと言われた。さすがに手術当日の夜はぐったりしていてずっと寝ていた。大好きなチキンは食べてくれた。怪我をしての手術なら諦めがあるが、健康体にメスを入れるのはやはり抵抗がある。ずっと、ごめんね、と声をかけていた。

術後のお腹。
※白いテープは丸いテープが剥がれてしまい、家にあったもので即席で貼ったもの。

ある意味、今まで動物中心・優先の生活で自分を犠牲にしてきたため、数日は自分の時間が出来るかな、とも思っていた。しかし、腹腔鏡恐るべし!そんな自分の時間の余裕など与えてくれず、翌日24時間経ったら外に連れていけと猛アピールされた。ほんとは家に居た方がよかったが、玄関の前で待ち伏せされるので、8/26水曜の朝に厩舎に連れて行った。そして、母犬と一緒に藪の中に消えていった。木曜にはもう100%の回復で、走り回るはジャンプするわレスリングするわで、見ているこっちが傷口が開いてしまわないかと焦る。手術前にメソメソしていた自分がアホらしくなる笑。

厩舎で生まれて厩舎で育った愛犬は、厩舎にいる時間が彼女にとって一番。注意はしつつも、閉じ込めておくよりこうしておいた方が彼女のためなんだろうと、自分を納得させた。

最後に..

インドで愛犬に手術を受けさせるという決断には大きな葛藤があったが、信頼できる病院を選んで、愛犬に負担の少ない腹腔鏡手術を選択できたことは本当に良かったと思っている。これからはオス犬を気にすることなく、厩舎・グラウンド・ジャングルを走り回ってもらいたい!

術後24時間目に撮った写真❤

最後まで読んで頂き有難うございました🙏



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