日本人には余り知られていないポロの世界 vol. 6 『ポロのスイング・ショット』

本シリーズvol.2ポロの基本とルールについて書いたが、今回は、ポロのスイング・ショットについて紹介したい。




ポロのスイング

ポロはマレットを持ってボールを打つが、スイングとしては、360度上から回して思いっきり打つ「フルスイング」、180度分だけ振る「ハーフスイング」、少しだけ打ってコントロールする「タップ」がある。

フルスイング
ハーフスイング
空中でのタップ

ポロのショット

「ポロの基本とルール」の記事で、ポロの試合で一番重要な原則は、LOB (Line of the Ball) と記載した。LOBはボールが飛んで行く方向を指し、ポロの試合ではこのLOBを奪い合う。そのLOBを変えるためのショットはこれ↓

ショットのバリエーション

① フォアハンド : 馬体に沿って前に向かってスイングして打つ方法。
② カット : 馬体から離す形で斜め前に向かってスイングして打つ方法。
③ オープン : 馬体から離す形で斜め後ろに向かってスイングして打つ方法。
④ バック : 馬体に沿って後ろに向かってスイングして打つ方法。
⑤ テイル : 馬の尻尾に向かって後ろに向きにスイングして打つ方法。
⑥ ネック : 馬の首の下でスイングして打つ方法。

その他、馬の4脚の間 (お腹の下) を通すベリーショットもある。

①のニアサイドフォアハンド
②のニアサイドフォアハンド、カットショット
⑤のニアサイドバックショット、テイル
⑥のフォアハンドネックショット

最後に…

写真や生で見ていると簡単そうに見えるが、実際に馬上で走っている馬の上でやるのは難しい。ここの記事でも触れているが、ポロは馬上で激しく戦う上に精密さと正確さが求められるスポーツである。

最後まで読んで頂き有難うございました🙏

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