今日 (2023年11月8日)、インスタを見ていると多くの馬仲間が、騎馬警察の馬が花火が原因による心臓発作で死亡したというニュースをシェアしていた。Diwali (ディワリ) というヒンドゥー教の新年を祝う大きなお祭りも今週末に控えている中、今回はこのニュースの詳細とディワリ期間中に街中で行われる爆竹や花火の動物に与える影響について取り上げたい。
馬死亡のニュースの内容
事件が起こったのは2023年11月7日、東インドのコルカタという街でインド対南アフリカのクリケットのワールドカップが行われていた。インドが勝利した後、ここで夜8時半頃に打ち上げられた花火によって騎馬警察の”Voice of Regence”という馬がパニックになり暴走、2~3台の車とも衝突した後に道路に倒れ込んだ。死因は心臓発作のようで、夜の10時半に獣医により死が宣告された。その他にも数頭が怪我をしており、花火は通常よりも低い位置で打ち上がったようで、適切な許可を取っていたかも含めて警察が取り調べを進めているという。
爆竹や花火が動物に与える影響
今週はインドで一番大きなDiwali (ディワリ) のお祭りがある。このディワリのお祭りで街中で行われる爆竹や花火の大きな音は、動物たちにとって大きな不安とストレスを与えるものである。直近でブログにも書いたが、これらの爆竹や花火による大気汚染は人間にも悪影響だ(記事はこれ)。
私の愛馬の中で一番年齢が上の15歳になるセン馬は食事以外に興味なし、何が起こっても動じず周りが暴れていても関係なしだが、他の厩舎にいる馬たちの中では、特に牝馬で若い馬が音に敏感だと感じる。周りでバーンという音がすると、パドックの中にいる時も厩舎の中にいる時も暴れ出す。周りの動物保護施設やファームで犬を飼っている友人達からは、犬が音に驚いて逃げてそのまま見つからないという話も聞く。
最後に…
ディワリはヒンドゥー教の新年を祝うもので、ヒンドゥー教の中で最大のお祭り。 闇(悪)に対する光(善)の勝利を象徴して街中をきらびやかに装飾して、花火や爆竹でも盛大にお祝いするのも1つの伝統のようだが、これ以外のカラフルなランゴリ (砂絵) やディヤ (オイルランプ) の伝統でひっそり静かにお祝いするのはどうだろうか。
最後まで読んで頂き有難うございました🙏
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