ヨーロッパから取り寄せていた馬用『さく癖』バンドの効果は如何に…!?

今回は非常にマニアックな情報となってしまうが、私の愛馬の1頭であるマヤは『さく癖』がある。今まで使っていたものが遂に切れてしまい、ヨーロッパから取り寄せていた予備のさく癖バンドを使ってみたため、感想を紹介したい。




さく癖とは?

さく癖とは、英語では”Wind Sucking“やCribbing“と言い、馬が柵などの固定物に前歯をかけて首の筋肉を縮め、グエッ、グエッと音を鳴らして後ろに引いて空気を飲み込む動作のことを言う。この音から、『ぐいっぽ』とも呼ばれている。同じ行動を永遠に繰り返すため、原因は主にストレスやフラストレーションから来ているのではないかと言われているが、解明されていないようだ。

さく癖は疝痛のリスクが上がるという噂があり、止めさせようとするオーナーが多いが、疝痛とさく癖との関係性は分かっていない。そして無理やり止めさせようとすると、余計にストレスやフラストレーションが溜まってしまう。では、どのように防止したら良いのだろうか。

さく癖防止バンド

私の愛馬の内の1頭のマヤはさく癖がある。彼女が私の愛馬となった経緯はここの記事に書いてあるため読んでみて欲しいが、首輪のようなさく癖バンドを巻いて防止している(下の写真がそれ)。出来るだけパドックに出して自由にさせてあげているのと、2つの厩舎テントの内、ポールがさく癖がやりやすい位置にないテントの方に入れているため、さく癖バンドをしていなくてもさく癖をしないことも多いが、凄く暇だとやり始める。

上の写真の今まで使っていた輪っかのような首輪のさく癖バンドが壊れてしまったため、予備として持っていたヨーロッパから取り寄せた”Miracle Collar“というさく癖バンドを開封してみた。それがこれ↓↓

このさく癖バンドは日本でも手に入るようで、「さく癖バンド」と検索すると殆どこれしか出て来ない。このさく癖バンドは、突起部分が顎の下に来るため、顎を収縮させる際に顎下が圧迫されてさく癖を予防するとのことだ。マヤに付けてみた感じがこれ↓↓

ここの日本の馬具販売サイトに付け方が載っていたためやってみたが、マヤは重度のさく癖がある訳ではないため、今45度の灼熱のインドでは少し暑そうで可哀想。初めは首を振って嫌がったが、1日もしたら鳴れてしまった。マヤには首を圧迫するシンプルな物の方が良いかもしれない。

最後に…

以前、別の記事で紹介した日本の獣医さんが書いているブログの『さく癖』の記事を参考に載せておく。

最後まで読んで頂き有難うございました🙏



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