私が動物保護施設で写真家としてボランティア活動していることは何度か言及している。その中で最も行く頻度の高い”Friendicoes SECA“という動物保護施設があるが、グルガオンのSector 99にある大きな保護施設では、保護猫達の楽園、”Cat Mahal” (猫の宮殿) がある。
一度入るとずっと居たくなる場所。そんなグルガオンにある巨大な保護猫の宮殿を紹介したい。
Friendicoes SECAへの行き方
Friendicoes SECAはデリーを含めて幾つか保護施設を持っているため注意してもらいたいが、Car Mahal (猫の宮殿) があるのは、グルガオンのSector 99にある巨大な施設だ。ここは他の施設と違い、Equine (ウマ科)に属するウマやロバ、その他ヤギ、羊、牛、猿等の動物を保護している場所となっている。
どこにあるかと言うと、Google Mapで”Friendicoes SECA Gurgaon”と検索してみて欲しい。デリー空港からは35kmの距離、グルガオンで一番日本人が住んでいるPark Placeというアパートからは、25kmという距離だ。道路整備が進み、5年前と比べてだいぶ行きやすくなった。
昨今、道路工事が進んでいるため、毎度Google mapで行き方は確認して欲しい。しかし、農村を抜けていくルートを推奨されるため、是非行きたいと言ってくださる方がいたら、コンタクトフォームからご連絡ください。行き方の詳細ご案内します。
Cat Mahalの内部
Friendicoes SECAに着いたら、受付で記帳してもらい、”Cat Mahal”に行きたいと伝えてもらえればスタッフさんが案内してくれる。英語は通じないので要注意。Cat Mahalはメインゲートを入り左側奥にある。
初めて潜入した時には、保護猫の宮殿と言えど、立派な家のようでスタッフも寝泊まりできる施設かと思っていたら、完全に猫専用の施設とのこと。ここには200匹以上の保護猫がいる。怪我や病気で保護された猫達がここでゆったり過ごしている。
入った途端に何匹かがスリスリしてくれ、階段に座っていると、勝手に膝の上に上がってきてくつろいでくる。これらの猫はきちんとワクチン接種等を受けているため、自由に触ってもらっても安全だ。私自身、普段馬の方しか行かないため猫の保護施設があることに気づかなかったが、同じくここでボランティア活動をしているフランス人の友人から教えてもらった。
思う存分猫たちとの時間を楽しめたら、最後受付でfeedback formを書いて少しドネーションしてもらえると嬉しい。Friendicoes SECAへのドネーションは、インドの個人所得税法のU/S 80Gで寄付金の50%分 (最大寄付金額は収入による) が免税対象となっているため、正式なドネーションを行い領収書をもらったら、確定申告時に申告を行うことも選択肢だ。
最後に…
『G20の裏側で起こっている問題』として、少し動物に関する法律を記載したが、日本の殺処分できる社会と違って、インドは基本的には殺処分できない。普段日本ではなかなか見ることのない動物保護施設。少し距離はあるが、週末に家族や友人と小旅行の気分で訪問してみるのはどうだろうか。きっと、インドの違った側面が見えてくるのではと思う。また次回、Friendicoesの他の動物の施設について取り上げたい。
写真では綺麗に写ってしまっているかもしれないが、訪問の際には、ここはあくまでも『動物保護施設』であることは忘れないで欲しい。Cat Mahalに入るまでには保護犬のケージを抜ける必要があり、かなり吠えてくる。雨季は匂いも少しキツイかもしれない。
最後まで読んで頂き有難うございました🙏
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