交通ルールがあってないようなインド、何でもアリなインド。そんなインドで免許を取得してオフロードバイクをバンバン乗り回している私から、インドでのバイク通勤についてシェアしたい。
① バイクを購入した理由
通勤用には実は会社支給のドライバー付き通勤車があり、プライベートや土日も使って良いことになっている。なのになぜバイクを買ったのかと言うと、勿論愛馬のため❤ 愛馬に何かあった時にすっ飛んで行けるようにするためだ。
しかし、理由はそれだけではなく、少し幹線道路から離れた場所に住んでいると、OlaやUberのタクシーを呼んでもキャンセルされること。行き先を聞いてキャンセルするドライバーは多い。コロナ直前に骨折した話をこのブログ内でも書いているが、コロナ下で不自由な脚での移動に凄く困ったという理由もバイクを購入した理由だ。
② 購入したバイク
購入したバイクは、HERO Xpulse 200という200ccのバイクで、2020年7月に購入。税金等合わせて約13万ルピー (約22万円) だった。このX-Pulseはオンロードとオフロード両方対応のバイクで、インドのガタガタ道でも対応できる。これ以外のオフロードの選択肢としては、Royal EnfieldのHimalayanしかない。Himalayanの方が馬力はあるが、全体重量の軽いXpulseにした。
因みに、Xpulseの購入前、フランスに行った友人からImpulseというXpulseの前のモデルのバイクを譲り受けたため、運転自体はこのバイクで練習をしていた。
購入時、コロナ下でバイクを入手するのは大変だった。そんな時にいつもインドで頼りになるのは『コネクション』。同僚のクラスメイトがHEROのグルガオン全体のサービスセンターを統括している方で、”media launch”というものをしてくれて、優先的にこのXpulseが私に早く届くように手配してくれた。
③ インドの交通事情
インドは日本と一緒で左側通行となる。ただ、問題はこれらだ↓↓
- 信号機があったり無かったり動いたり動いてなかったり。
- 信号無視、逆走は割りと当たり前、やったもん勝ち。
- 牛や犬の飛び出し注意、牛やヤギ等の動物交通渋滞が多発。
- 道路のど真ん中でのパンク修理や喧嘩は日常茶飯事。
- 道路はガッタガタ、雨が降ると街中が洪水状態。パンクは高確率で当選。
- クラクションは耐久回数を超える程に活用するのが鉄則。
- 右折&左折のインジケーターは基本的に使わない、むしろ取れて無い。
などなど…
上記は慣れてしまうので問題はないが、私自身一番困っているのが、夜間走行の際の『ハイビーム』だ。日本の車だとハイビームは対向車が来ると基本的にオフになるが、インドの車にはそんな機能はなさそう。ハイビームとロービームをカチャカチャ切り替えてハイビームを消せ!とアピールしても消してくれる人は3割程度。車にもバイクでも対向でハイビームで来られるとさすがに見えなくて困る。
最後に…
バイク乗りとしてはスクーターはお勧めしないが、5~6万ルピー (10万円程度) で購入できるため、免許を取ってスクーターやバイク等を購入するのはアリなのではないかと思う。私の場合、バイクを買って自分自身で出来ることや自由さが増えたのは、インド生活の支えとなっている。勿論、街中で事故を見ることは日常茶飯事のため、スピードを出さないのが鉄則。
因みに、友人がバイクインストラクターをしており、彼女に誘ってもらって1回泥沼を走るオフロードレースにも出たため、その時の写真を最後に載せておく。普段車では入ることが難しい場所もバイクで入っていけることは、インド生活をより一層楽しくしてる (勿論、もう怪我はしないように….苦笑)。
最後まで読んで頂き有難うございました🙏
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