信じる者は我がのみ!というタイプであるため、基本的には神頼みには行かないが、一時帰国の際には毎回家から1時間と割と近い三重県にある多度大社に参拝している。というのも、ここには全国的にも珍しい生の神馬(しんめ / じんめ)がいるからである。今年の2024年2月に、これまでいたおじいちゃんの錦山号(ぎんざん)が勇退し、新しい神馬が入ったということで紹介したい。
三重県にある多度大社
多度大社と言えば、『上げ馬神事』で有名な神社だ。上げ馬神事は680年以上の歴史があり、若者が馬に乗って坂を駆け上がり、最後の2mほどある土壁を乗り越えた回数でその年の吉凶を占う伝統行事である。しかし、2023年の5月に4年ぶりに開催された上げ馬神事で馬が骨折して安楽死となり、SNSで大きな話題となった。そして、その壁は取り壊されて2024年5月の上げ馬神事は開催された。
取り壊された壁のBefore & Afterはこれ↓↓
【参考】神馬がいる神社↓↓
多度大社にいる神馬
多度大社の神馬は、神社境内に入って階段を上がったすぐ左の神馬舎にいる。神馬は神様のお使いとして大切に飼育されている。多度大社にいる神馬は、これまでは錦山号というおじいちゃん馬だった。競走馬時代の名前は『エイシンオンワード』。2024年2月に29歳という歳で勇退となり、北海道のチェスナットファームさんの所に帰っていったそうだが、掲示板を見ていると5月半ばに亡くなっているそう。錦山号はたてがみも含めて真っ白で (この記事のアイキャッチ画像に使っているのがそのおじいちゃん馬) 、いつも何だかご機嫌ナナメなのが面白くて、毎回会うのを楽しみにしていた。
そして、錦山号が勇退して新たに神馬となったのが、8歳の芦毛のせん馬。名前も先代から錦山号を引き継いだため、神馬舎の表札は変わっていない。血統は記載されていたが、彼が競走馬上がりなのかどうかまでは分からなかった。毎度の通り、神馬舎前にある人参を買ってあげるのがお賽銭代わり。来た当初はおとなしかったそうだが、ここ1週間で噛みつくようになり、厩舎管理をしている方が終始見回りしていた。今は環境に慣らせるために、朝9時半~12時までの間だけ、こうやって神馬舎で参拝者をお迎えしてくれるそうだ。
最後に…
多度大社の境内は広くはないが、小川が流れていて気持ちが良い。『しろうま水籤』というおみくじがあり、水につけると文字が浮かび上がる。たたむと馬の首から上の形になり、とってもかわいいためやってみて欲しい。因みに私は大吉だった!もうポロのボールが当たって流血や病院送りになりませんように…苦笑
三重県といえば、もしかしたら伊勢神宮の方が有名かもしれない。ここにも神馬が内宮と外宮ともにおり、1日がつく日には、伊勢神宮の紋章が入った馬着を着て参拝に行く姿が朝早い時間であれば見られる。前回の一時帰国時、ホテルも予約して見に行こうと思っていたが、あいにくの雨でキャンセルしたが、いつか実現させたい。
最後まで読んで頂き有難うございました🙏
コメント
コメント一覧 (2件)
父と母で検索すると「レターオンザサンド」浦河のチェスナットファーム産(2016年4月24日産まれ)、がヒットしました。
出走回数4回、ひめさゆり賞で1回勝利した元競走馬のようです。
チェスナットファームさんから来た馬だとは分かっていたのですが、それ以上は調べていませんでした。有難うございましたm(_ _)m