ホルムズ海峡航行制限でインドでLPG供給不足に!? (2026年3月 時事ニュース)

2026年2月末にアメリカとイスラエルがイランの施設を攻撃し、それに対してイランがホルムズ海峡を封鎖・制限した。これにより家庭用LPGガスの大部分を輸入に頼っているインドは一部で打撃を受けているよう。今回はこのニュースについて触れたい。






話題になっているLPGガス不足ニュース

LPGガス不足のニュースを知ったのは厩舎だった。夕方4時ごろ、グルームが外でチャパティを焼き始めていたので、「こんな時間から夕食の準備なんて早すぎない?」と声をかけた。すると、「LPGガスがなくて、焚き火で6人分の料理をしなきゃいけないから時間がかかるんだ」と言う。「LPGならすぐ近くにガス屋があるじゃない」と言うと、「戦争があっただろう。あれで手に入らないんだ」と返された。アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃を受け、オイルショックの可能性が懸念されているというニュースは耳にしていた。しかし、こんなにも身近なところですぐ影響が出ているとは思わず、気になってニュースを調べてみた。

調べてみると、インドは世界最大級のLPG輸入国で、約60%を輸入に依存しているよう。輸入LPGの90%以上が中東で、ドバイ、カタール、クウェート、サウジが主な輸入国となっていて、中東からインドへ運ぶタンカーはほぼすべてホルムズ海峡を通るため、インドの家庭用ガス供給に直接影響するというわけだ。

そもそもインドでLPG消費量が増加した背景には、2016年にモディ政権が開始した家庭用クリーン燃料政策 Pradhan Mantri Ujjwala Yojana がある。この政策は、家庭内の空気汚染を抑制し健康リスクを軽減することを目的に、農村部の貧困層に対して無料または補助付きでLPG接続を提供するもので、従来の薪や牛糞などの固形燃料からLPGへの転換を促進した。その結果、インドでは家庭用LPGの利用が急速に拡大し、消費量の増加につながったというわけだ。これによって過去10年でLPG利用者を2億人以上増やしたと言われている。

最後に..

普段ほとんど料理をしない私は電気調理器を使っているため影響はない。一部のレストランなどでは影響が出ているという報道もあるが、フードデリバリーの Zomato では今のところ問題なく注文できている。とはいえ、厩舎の外で焚き火を囲みながら作られていたチャパティは、どこかいつもよりおいしそうに見える。焚き火で作られたご飯というのは、なぜか少し特別に感じるものだ。

最後まで読んで頂き有難うございました🙏



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