インドのヒンデゥー教の中で、馬は重要な宗教的意味がある動物で、忠誠心、自尊心、権力の象徴となっている。そんな馬達への感謝と名誉を示すお祭りであるAshwa Pooja (アシュワ・プージャ) について紹介したい。今年のAshwa Poojaは2023年10月24日に行われた。
Ashwa Poojaとは
“Ashwa Pooja”とは、馬を崇拝するお祭りで、”Ashwa”は馬を意味する。Ashwa Poojaは、Navratra (ナヴラトラ) 祭りの 9 日目に行われ、ヒンドゥー暦で最も縁起の良い時期の 1 つと考えられている。9 日間に亘るNavratra 祭りは、ヒンドゥーの神話におけるShiva (シヴァ) の配偶者である女神Durga (ドゥルガ) を崇拝するために捧げられるものであるが、何世紀にもわたって、戦いに勝つためだけでなく、生き残るために頼りにしていたMarwari (マルワリ) 馬とRajput (ラージプート) の絆や関係を祝うものとなっている。
女神ドゥルガが悪魔マヒシャに打ち勝った日をDussehra (ダシェラ) と良い、こちらの方が世間一般的には知られているであろう。Ashwa PoojaはこのDussehraの日に行う。
Ashwa Poojaでの儀式
Ashwa Poojaのお祭りで何をするかと言うと、これ↓↓
① 馬の脚に水をかける
② マリーゴールドの花を馬の頭の上に乗せる(落ちてOK)
③ 黄色と赤色に染められた糸を馬の首に巻く
④ ティーカ (Tikka) と呼ばれる赤い印を馬の額につける
⑤ お線香、ジャグリー (砂糖)、ココナッツ、マリーゴールド等を載せた銀色のお盆を持って馬の前で回す
⑥ Mala (マーラ) と言うマリーゴールドの花で作られた花輪を馬の首にかける
⑦ ココナッツを割って馬の脚にかける
これらの聖なる儀式とお祈りが終わったら、厩舎みんなで写真大会となって終わる。今年は忙しく、Poojaの儀式が出来るのが夜になってしまい、良い写真が撮れなかったのが残念!
最後に…
Ashwa Poojaのお祭りは、乗馬クラブどこでもやっている。普段と違った雰囲気と体験のために、乗馬クラブに寄ってみるのもいいかもしれない (1年に1回だが…)。私の古くからの友人が経営しているグルガオンにある乗馬クラブは、ここで紹介している。
最後まで読んで頂き有難うございました🙏
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