インドに来てから、◯◯を手伝ってくれないか等というビジネス的な問い合わせを結構受けるようになった。インドでの法人設立は意外に簡単なもので、法人設立形態の1つとして、LLP（Limited Liability Partnership）というパートナーシップにより設立出来る有限責任事業組合がある。今回はこのLLPの設立方法について紹介したい。
※本記事は個人の知識によるものとご理解ください。
LLPの特徴と要件
LLPは、The Limited Liability Partnership Act, 2008によって規定されており、会社法に基づいた『会社』ではない。しかしインドではまだLLPは明確なコンセプトがないため、会社法やインド企業省の元で管理されている。詳細は後述するが、パートナー同士でパートナーシップ契約を結んで資金注入して経営を行い、コンプライアンスも会社の法人形態と比べて少ないため、大きな事業資金を必要としない専門家事業やサービスに適している法人形態だ。
LLPの他に、上場企業ではない場合には、Private Limitedという法人形態があるが、LLPとのPrivate Limitedの要件の違いを纏めたものがこれ↓
当たり前であるが、ライセンスが必要な業種、外資規制のある業種等があるため、それらについてもチェックが必要だ。
登記のステップ
LLPの登記のステップとしては以下。
最後に…
今回のブログで紹介したLLPの設立方法等は、日本で活躍するインド人のブログで紹介しているインド人ライダーの日本派遣を検討した際に調べ、親友のインド人弁護士さんにも教えてもらったもの。ポロ選手としてプロとして独立できたらLLPでも作って馬にかかっているコストを全て経費として折り込みたいところだが、これは夢で終わるでしょう！
最後まで読んで頂き有難うございました🙏
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